2012年9月16日(日)で寄付の受付を終了致しました。

たくさんのご支援ありがとうございました。


報告書のダウンロード


表紙・裏表紙

P1~2(概要)

P3~4(志津川よりメッセージ)

P5~6(寄付者の皆さん)

P7~8(ストーリー1)

P9~10(ストーリー2~5)

P11~12(ストーリー6~8)

P13~14(広報・協力者)

 

 

「志津川タコ復興プロジェクト(タコプロ)」とは?

志津川のタコ漁復興を支援することで、タコ漁をする漁師さんを始め、南三陸町全体を応援しようというもの。

なぜタコ漁なのか、なぜタコ漁の復興が南三陸町全体の応援につながるのか…。少し長いですがお付き合いください。

 

プロジェクトのきっかけ

昨年10月、大阪府岸和田市にある「蛸地蔵商店街」で、こんな声があがりました。

「震災で志津川のタコ漁が大打撃を受けていると聞き、心を痛めています。同じタコに関わるものとして、なんとか支援できないものでしょうか…」。

このことをきっかけに、「志津川タコ復興プロジェクト」は始動しました。

 

宮城県本吉郡南三陸町にある志津川漁港は良質のタコが捕れることで有名で、“西の明石、東の志津川”と言われるほど。

1年を通じて地元の飲食店や魚屋にはおいしいタコが並び、南三陸町の人々にとって身近な存在でもありました。

 

そして起こった東日本大震災。志津川の海は大打撃を受けました。

津波は南三陸町の中心地ほとんどを飲み込み、船・タコ籠・漁具など、タコ漁に関わるものも全て流されてしまいました。

漁業に関わる人の割合が多かった南三陸町では漁師さんを始め多くの人々が職を失い、がれき処理などをする日々が続いたそうです。

しかし漁師さんにとって漁とは人生の一部。また漁に出たい、元気な海を取り戻したい、という気持ちが日に日に強くなったと言います。

 


震災後の志津川漁港で初となる競りがこのタコ漁とあって、タコ漁が復興のシンボル的存在にもなり、全国から報道機関が取材に訪れました。

しかし、例年80隻ほどが行っていたタコ漁も、昨年は8隻しか漁に出られず、まだまだ本来の漁とは程遠い状態。

また震災から1年経った今、昨年はなんとかがんばった漁師さんも、ギリギリのところでふんばっているような状況です。

もしこの状態が続けば、志津川のタコ漁の担い手がいなくなってしまうのではという懸念も生まれています。今年のタコ漁を盛り上げ今後に繋げられるかどうかが、志津川のタコ漁の将来を左右すると言えるかもしれません。

 

そこで私たちは、志津川のタコ漁を絶やさないため、広く皆さまから寄付を募り、漁師さんの元へと届けることにしました。

またタコ漁を通じて南三陸町の皆さんに笑顔を届けるために、漁師さんを始め南三陸町の方々の協力をいただきながらこのプロジェクトを実行します。

 

 

タコプロオリジナルオクトパス君

南三陸町の人気者もサポート

 

さらに当プロジェクトでは、南三陸町にある「Yes工房」の協力により、「志津川タコ復興プロジェクト」オリジナルの“オクトパス君”を制作してもらえることになりました。

オクトパス君とは、南三陸町の復興を願い制作されているタコ型文鎮。

ご支援してくださった方の元へ、このオクトパス君をお届けします。

 

志津川のタコを通じて…

南三陸町に住む人たちにとって、タコは身近なものであると同時に、「志津川のタコはうまいんだ」という誇りでもあります。

タコ漁を応援することによって、南三陸町に住む人々の前向きな気持ちをサポートしていきたいと、当プロジェクトは考えています。

 

今年も7月からタコ漁が始まります。

当プロジェクトは、支援していただいた気持ちがどのように形になっているか、タコ漁の様子や南三陸町の様子を随時ホームページ上でお知らせしていきます。

タコ漁の応援を通じて、南三陸町と共に歩みたい…。そんな気持ちで当プロジェクトをスタートします。

 

 


金額:1,000万円

※例年7月~8月に行われるタコ漁のエサ代を計算し、2012年は約800万円を予想。そこへ寄付者へ送られるオクトパス君の代金等約200万円を加えた金額

志津川タコ復興プロジェクトを実行することで得られる変化

  • 志津川のタコ漁を再開した漁業者の負担が減り、貴重な存在となりつつある志津川のタコの漁獲量が増える
  • 志津川のタコが全国に流通することにより、志津川・南三陸町の魅力を多くの人が知ることができる
  • 南三陸町の主軸産業である漁業が復興することにより、南三陸町の誇りを取り戻す
  • 寄付者にお礼として送られるオクトパス君の制作により、南三陸町に仕事の機会を生む

 

  • 金額:一口1万円
  • 寄付受付期間:2012年8月末迄 9月16日まで延長
  • 漁業協同組合を通じて漁師さんへと届けられます(主にタコ漁のエサ代)
  • 支援していただいた方には、「南三陸復興ダコの会」より、オクトパス君が届けられます

 

スケジュール

2012年 スケジュール 寄付者様が受け取るもの
7月~ 寄付受付
  • オクトパス君、お礼状を順次お届けします
  • ウェブ、メール等で、タコカゴ漁の様子や現地からのメッセージ等
7~9月
  • タコカゴ漁実施
  • 寄付金のお渡し
10月   プロジェクトの報告書を送付(予定)

 

寄付金1万円の使われ方 内訳

 

  • 志津川で行うタコ漁に必要な経費(主にエサ代)…80%
  • オクトパス君製作、発送費…18.3%
  • 諸経費(取材費・事務費等)…1.7%

 

 

 

 

タコカゴ漁を行う漁師さんを始め、南三陸町に関わる方々にお話しを伺いました。
タコカゴ漁にかける思い・タコの生態・南三陸町の魅力・これからの南三陸町のこと…。
タコの8本の足にちなんで8つのストーリーとしてご紹介します。

タコにまつわる8つのストーリー

 

 

放射性物質のタコへの影響について


志津川漁港で水揚げされる水産物の放射性物質調査方法と、当プロジェクトの対応などについて

水産物への放射性物質の影響について

 

志津川タコ復興プロジェクトは、たくさんの方々のご協力をいただき実行しています。本当にありがとうございます。

関連サイトへのリンク

 

志津川タコ復興プロジェクト

主催:公益財団法人 地域創造基金さなぶり
協力:一般社団法人 ひと・企業未来創造リンク
蛸地蔵商店街
支援:宮城県漁業協同組合志津川支所
南三陸復興ダコの会
(社)南三陸町観光協会